伊と幸こだわり

素材の「絹」を大切に思う

自然を愛する

日本人は古くから自然を大切にし、自然とともに生きてきました。
里山を愛し、田畑や川、山を大切にしながら、四季の移ろいを肌で感じて。
農耕民族ですから、今更エコロジーなどというのがおかしいくらい。

自然の恵みに感謝する

絹とは、自然の恵みを受けて初めて存在するものです。
石油を原料にしている化学繊維は、いつか石油の枯渇とともに無くなります。
再生可能な天然繊維とは、種を撒いて収穫する綿花、麻。草を食べて生きる羊の羊毛。
もちろん、桑やクヌギの葉を食べて生きる蚕や野蚕から生み出される生糸もそう。
この自然が生かされている限り、いつでも人類が利用を許される素晴らさ、尊さ。
私どもは、蚕から取れる糸を生業としています、だから、殺生に対して敬虔な気持ちを忘れてはならないと・・・


天の虫「蚕」を愛おしむ

絹はお蚕さまの命から生まれます。
孵化し、ゴマ粒のような蟻蚕の1令から、4回の眠(みん=餌を食べずに休むこと、脱皮)を経て、5令の熟蚕(体長8センチ)に成長すること、およそ25日間。
体が乳白色の半透明になると、安心できる居場所探し。
そして、命をかけての繭づくり。頭を8の字に振り、二つの穴状の口から吐き出される繭糸。
良い季節に、大切に育まれた蚕なら、機嫌よく休みなく吐き続け、上質で優良な繭に。
光に透かしてやっと見える程の繭糸、一本なのに、蛹のはいった繭を吊すこともできてしまう強さ。
家蚕(普通の白い繭の蚕)は、成虫になっても飛べない虫。交尾して産卵して終わり。
自由に飛ぶこともなく、一生を終えます。人類のためだけに生きて・・・


着物一式分の繭 着物一式分の絹

日本の文化を誇る

和装一式で必要な繭は、一万粒です。
蚕は「お蚕さま」と呼ばれる家畜化された虫。だから一匹、二匹ではなく、一頭、二頭。
繭も一個、二個ではなく、一粒、二粒。
一万頭もの命をかけて、きもの、お襦袢、帯、帯揚げ、帯締め、裏地(きものの胴裏・八掛け)の一式となる、贅を尽くした装い、和装。
日本には、世界に誇る美の結晶、きものの文化があります。
折りに触れ、きものを身にまとうことは、日本人として生きること、そのものです。

絹をまとう、幸せをまとう

絹をまとう、幸せをまとう

動きにくい、着るのが大変、高額、そんなイメージを馮河し、私的に「好き」と感じる着物に出逢って下さい。
選ぶ喜び、高揚感。嬉々として装いたくなる幸せ。
褒められる幸せ。酔うような、夢のような・・・
それは洋服ではあり得ないことだから。
伊と幸がお手伝いします。


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